2019/11/27
長い生活経験から「人生において遭遇したことに意味のないことはない」と実感している。
35年間勤務した会社で、技術部門に12年間所属した。時々先輩が保守契約の不履行など
顧客とトラブルを起こすと、何の関係もない私が交渉役にさせられた。本来は管理職の
役割と思ったが「上司を出すのは部下のハジ」(それだけのプライドがあるなら先輩の
お前が行け!)という社風であった。むろん「何故、私が行かなければならないのか」と
強く抗議したが、何度も頭を下げられ渋々訪問した最初の相手が三菱銀行(現、三菱東京
UFJ)であった。課長、係長、担当者5~6名が待機していた。先方は肩書もなく担当者
でもない20代前半の若造が一人だけの訪問に少し驚いた様子であった。言い分んをすべて
聞き解決できた。
この経験から「クレーム処理係」を背負わされてしまった。しかし、この経験が営業、商事
部門に配属になった時に役にたつとは・・・。